【沖縄】アスベスト調査はなぜ必要?事前調査の内容や流れを解説

沖縄県内で建物の解体や改修を予定されている事業者様や物件オーナー様にとって、アスベスト(石綿)調査は避けて通れない法的な義務です。アスベスト事前調査とは、工事の着手前に、対象となる建物や構造物にアスベスト含有建材が使用されていないかを特定するために行う、法令で義務付けられた調査を指します。

この記事では、事前のアスベスト調査がなぜ重要なのか、具体的な調査内容、そして調査を怠った場合に生じるリスクと、調査から除去までの一般的な流れについて解説します。

沖縄で事前のアスベスト調査・除去工事のご依頼は琉栄開発株式会社へ

沖縄県内で、事前のアスベスト調査から確実な除去工事までを任せられる専門業者をお探しでしたら、琉栄開発株式会社へお問い合わせください。

琉栄開発株式会社は、沖縄県名護市を拠点に、アスベスト除去工事や解体工事を行う会社です。解体・改修時のアスベスト調査については、豊富な実績を持つ有資格者が対応し、精度の高い事前調査を実施します。

【お見積りから解体工事完了までの流れ】

  1. 現地調査、アスベスト検体採取~分析依頼
  2. 分析結果をもとに、お見積もり作成
  3. 作業計画を立て、届出を行う
  4. 安全確保のため作業エリアを隔離養生し、防護具を着用して湿潤化しながら除去
  5. 廃棄物を適切に梱包・処分し、最後に清掃と確認を行う
  6. 作業後、石綿粉じん濃度が安全基準以下であることを確認するため測定を行う
  7. 施工後、完了報告書を作成し提出
  8. 屋根・内装解体~足場養生
  9. 建物躯体解体
  10. 外構・基礎撤去
  11. 整地

アスベスト調査と除去だけの依頼にも対応いたします。事前のアスベスト調査に関するご質問や、建物診断のご依頼など、お気軽にお問い合わせください。

アスベスト事前調査の具体的な内容とは?

アスベスト事前調査の具体的な内容とは?

解体・改修工事を行う際、アスベスト事前調査は最も重要な準備の一つです。2022年4月の法改正により、すべての工事において事前調査が義務化されました。この事前調査は有資格者によって進められるもので、以下のような内容の調査を行います。

書面調査(図面調査)

建物の設計図書や過去の改修記録などを確認し、アスベスト含有建材が使用されている可能性を間接的に判断します。建築時期や使用されている建材の情報から、重点的に調べるべき箇所を特定します。

現地での目視調査

有資格者が実際に現地に赴き、アスベスト含有のリスクが高い箇所(内壁、天井裏、配管の保温材など)を目視で確認します。建材の損傷状況や劣化具合も合わせて確認し、サンプリングの対象を絞り込みます。

サンプリングと分析調査

目視調査でアスベスト含有の疑いがある建材を少量採取(サンプリング)し、専門の分析機関に送り、アスベストの有無や種類(レベル)を分析します。この分析結果をもって、アスベストの存在が最終的に確定します。

事前調査の結果は、アスベストの有無にかかわらず、調査内容や分析結果、写真を添えて記録・保管することが法令で義務付けられています。この記録は、工事作業員への周知や行政への届出の根拠となります。

事前調査でわかるリスクとその後の一般的な流れ

事前調査でわかるリスクとその後の一般的な流れ

アスベスト調査を事前に行う最大の目的は、工事作業員や近隣住民の健康を守るためのリスクを特定し、法令遵守のもとで適切な対応をとることです。

事前調査で判明する主なリスク

アスベスト事前調査の結果、「アスベスト含有あり」と判定された場合に明確になる主なリスクは以下の通りです。

健康被害のリスク

アスベストが含有していることが判明すれば、解体・改修時に飛散するリスクが高まり、作業員や周辺住民に深刻な健康被害をもたらす可能性が明確になります。

工事中断・遅延のリスク

事前調査をせずに工事中にアスベストが発見された場合、工事は直ちに中断され、改めて調査・届出・除去工事が必要になります。これにより、工期の長期化と追加費用が発生するリスクがあります。

法令違反・罰則のリスク

事前調査の義務を怠った場合や、アスベスト含有を隠匿して工事を進めた場合、法令違反となり、事業者に対して罰金や罰則が科せられるリスクがあります。

調査からアスベスト除去工事までの一般的な流れ

事前調査でアスベストの含有が確認された場合、その後の工事は以下のような流れで進みます。

STEP1:調査結果の確定

採取サンプルの分析結果にもとづき、アスベストの有無、レベルを確定します。

STEP2:作業計画の策定

レベルに応じた最適な除去工事の工法、安全対策、工程を定めた計画を策定します。

STEP3:行政への届出

法令で定められた期間をもって、策定した作業計画を行政(労働基準監督署、自治体など)に届け出ます。

STEP4:除去工事の実施

届出完了後、策定された安全管理内容にもとづき、隔離・養生を経てアスベスト除去工事を実施します。

アスベスト事前調査の重要性

建物の解体・改修工事を行ううえで、アスベスト調査を事前に行うことは、単なる形式的なものではありません。事業者として負うべき社会的責任であり、極めて高い重要性を持ちます。この調査こそが、工事全体の成功と安全を決定づける最初のステップとなります。

法的義務と罰則回避の重要性

最も重要な点は、アスベスト調査が法令(大気汚染防止法、労働安全衛生法など)で義務付けられていることです。事前調査を実施しなかった場合、工事の発注者や元請け事業者に対して罰金や罰則が科せられます。法令を遵守し、法的なリスクを回避するためには、工事着手前の調査は絶対的に必要です。

作業員の安全確保と近隣トラブルの回避

事前調査によってアスベストの有無やレベルが判明することで、工事作業員に対し、適切な防護措置や作業計画を徹底できます。これは、作業員の健康被害を防ぐうえで最も重要です。また、飛散防止策を事前に確立することで、近隣住民への健康リスクを最小限に抑え、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。

工事全体の工期短縮とコスト最適化

事前調査によりアスベストの存在を工事前に把握できれば、除去工事に必要な期間や費用を正確に見積もることが可能になります。これにより、工事中にアスベストが見つかって工事が中断するリスクを避け、スムーズな流れで進行できます。結果として、予期せぬ追加費用や工期遅延を防げるため、トータルコストの最適化を図るうえで極めて重要なのです。

【Q&A】事前に行うアスベスト調査についての解説

アスベスト事前調査はどのような調査を行うのですか?
事前調査の内容は、主に「書面調査(図面確認)」「現地での目視調査」「サンプリングと分析調査」の3ステップで構成されます。
アスベスト調査を事前に行わないと、どのようなリスクがありますか?
事前調査を怠ると、法令違反による罰則リスクが生じるほか、工事中にアスベストが発見されて工事が中断し、工期遅延や追加費用が発生するリスクがあります。また、作業員や近隣住民への健康被害リスクも高まります。
事前のアスベスト調査はなぜ重要なんですか?
事前調査の重要性は、法令遵守と罰則の回避、そして工事作業員の安全確保にあります。事前にリスクを特定することで、適切な工法や流れを確立し、工事の中断を防ぎ、トータルコストの最適化を図ることができます。

【沖縄】事前のアスベスト調査も琉栄開発株式会社へお任せください

本社 琉栄開発株式会社
所在地 〒905-0004
沖縄県名護市中山894-9
TEL 0980436797
Mail お問い合わせフォームよりお願いします。
URL https://www.ryuei-okinawa.com
事業内容 アスベスト調査/除去工事
解体工事一式/付随工事全般
産業廃棄物収集運搬業
産業廃棄物処分業
許認可 ・建設業許可 沖縄県知事(特-6)第13760号
・建設業許可 沖縄県知事(般-6)第13760号
・産業廃棄物収集運搬業 許可番号第04701214839号
・特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号第04751214839号
・産業廃棄物処分業 許可番号第04721214839号

・ISO(国際標準化機構)
 品質マネジメントシステム ISO9001
 環境マネジメントシステム ISO14001
 認証範囲 建物解体工事、産業廃棄物収集運搬、土木工事の施工